舞い上がらずに新居での生活を冷静に考えよう
家を買おうと心に決めたら、住宅展示場やモデルルームなどに足を向けることになると思います。
モデルルームや住宅展示場では、さぞかし夢が膨らむことでしょう。
しかし、あらかじめモデルルームでチェックしておくべきことを知っておかないと、のちのち後悔することになりかねません。
モデルハウスやモデルルームは、見に来た人が憧れを感じる仕掛けが随所に施されています。
おしゃれな家具が置かれた生活感のまったくない空間で、実際の生活とはかけ離れたものになっています。
まさに桃源郷です。
大切なのはモデルルームや間取り図などを見てち実際に生活した時にどのように家族が暮らすか、使い勝手は悪くないか?といった具合に想像力を働かせることです。
たとえば、子ども部屋から風呂場へ行くとき、必ずリビングを通らないといけないような間取りの場合を考えましょう。
年頃になった娘にとっては煩わしいのではないか?
他にも洗濯機と物干し場が遠い場合は?
冷蔵庫の置き場とキッチンが離れていた場合は?
洗濯がしづらい、料理がしづらい、などといったように、これまでの生活をモデルルームや間取り図を見ながらイメージしていくことが非常に重要になります。
少しでも気になる事があれば、「これくらい我慢できる」と思わずに検討を重ねましょう。
その場では、きれいでおしゃれな空間に、そんな風に思うかもしれませんが、実際に何十年も生活することになると話は大きく変わってくるのです。
もちろん、モデルルームや住宅展示場を否定するわけではありません。
実際の目で見ることは、間取り図だけではわからない事をたくさん知る事が出来ます。
また、建売住宅などは、実際に販売される家を見ることが出来る為、大変参考になります。
見学会は常にやっているわけではないので、このようなサイトをこまめにチェックするといいでしょう。
住んでみたら意外と困ることの一つに、コンセントの位置があります。
これは間取り図では知る事ができません。
このような、非常に細かいものを知る事が出来るのです。