将来のリスクを減らす

家を購入する場合、余程のお金持ちを除いて、巨額な借り入れをする住宅ローンを組むことになります。

これにあたり、さまざまな不安が出てくるはずです。

問違いない資金計画を立てることが大切です。

一つ、最低100万円は貯金を残しましょう。

当然、できるだけ借入額を減らしたいと思うでしょう。

だからといって頭金に使って手元にお金がなってしまうと、いざという時ときに首が回らなくなり困ります。

人生には何があるかわかりません。

勤め先の倒産、リストラもあれば、病気や事故もあります。

最低でも100万円、理想をいえば、半年分の生活費ぐらいの額を別途確保しておきたいものです。

もう一点、完済は60歳までで計算しましょう。

様々なサービス、プランがと往生しており、金融機関によっては、完済する年齢を75歳や80歳まででも可能にしているところがあります。

参考URL:

https://loankiso.com/column/loan/age.html

しかし、考えてみてください。

果たしてそんなに長く働けるでしょうか?

その点を考慮すると、60歳までに完済する計画にしたほうが無難です。

また、退職金を当てにしないことです。

今は退職金どころか、年金だってもらえるかどうか怪しい時代です。

退職金で一括返済しようと考える人もいますが、その考えは楽観的すぎます。

問題を先送りにしているだけです。

退職金は老後資金であり、ローン返済資金ではありません。

ついでに言うとボーナスに頼るのも良くありません。

どんな業界にもいえますが、安定的にボーナスが出ることは期待できなってきました。

ボーナスが減少したときに返済に問題がないかまで考えましょう。

今ある家具を基準に家選びをしない

これから家を買って、新生活を始めるにあたり、多くの人は今ある家具をどのように配置できるかを考えます。

ここで注意したいのはいつの間にか家具中心で考える状態に陥ることです。

たとえば、愛着がある家具があるとします。

欲しいと思った家の問取りでは置く場所がない場合どうするでしょう?

驚くことに、「この家具が置けないからこの家はちょっとなあ・・・」と考える人が少なくないのです。

客観的に見ると、「そんな人いるの(笑)」と思うかもしれませんが、いざ当事者となると、同じように考える人も多いのです。

もちろん、考え方は人それぞれですが、新居は家具ではなく家族が住む場所です。

数万円、数十万円の家具のために、数千万円するお気に入りの物件をあきらめてもいいのでしょうか?

こうした迷いが起こったときには、将来をよくイメージしてみましょう。

購入前に、現在の生活状況と照らし合わせながら後悔しないように、しっかりじっくりと購入後の生活をイメージするようにしましょう。

舞い上がらずに新居での生活を冷静に考えよう

家を買おうと心に決めたら、住宅展示場やモデルルームなどに足を向けることになると思います。

モデルルームや住宅展示場では、さぞかし夢が膨らむことでしょう。

しかし、あらかじめモデルルームでチェックしておくべきことを知っておかないと、のちのち後悔することになりかねません。

モデルハウスやモデルルームは、見に来た人が憧れを感じる仕掛けが随所に施されています。

おしゃれな家具が置かれた生活感のまったくない空間で、実際の生活とはかけ離れたものになっています。

まさに桃源郷です。

大切なのはモデルルームや間取り図などを見てち実際に生活した時にどのように家族が暮らすか、使い勝手は悪くないか?といった具合に想像力を働かせることです。

たとえば、子ども部屋から風呂場へ行くとき、必ずリビングを通らないといけないような間取りの場合を考えましょう。

年頃になった娘にとっては煩わしいのではないか?

他にも洗濯機と物干し場が遠い場合は?

冷蔵庫の置き場とキッチンが離れていた場合は?

洗濯がしづらい、料理がしづらい、などといったように、これまでの生活をモデルルームや間取り図を見ながらイメージしていくことが非常に重要になります。

少しでも気になる事があれば、「これくらい我慢できる」と思わずに検討を重ねましょう。

その場では、きれいでおしゃれな空間に、そんな風に思うかもしれませんが、実際に何十年も生活することになると話は大きく変わってくるのです。

もちろん、モデルルームや住宅展示場を否定するわけではありません。

実際の目で見ることは、間取り図だけではわからない事をたくさん知る事が出来ます。

また、建売住宅などは、実際に販売される家を見ることが出来る為、大変参考になります。

見学会は常にやっているわけではないので、このようなサイトをこまめにチェックするといいでしょう。

住んでみたら意外と困ることの一つに、コンセントの位置があります。

これは間取り図では知る事ができません。

このような、非常に細かいものを知る事が出来るのです。

洗面室と浴室

 

洗面室浴室は、身俸をきれいにし、リフレッシュする空間として位置づけましょう。

来客が浴室を使うケースも考えられるので、洗濯物が山のようになっていて慌てるようなことがないようにする必要があります。

また、一般に洗面室は北側に置かれて暗いことが多いですが、できれば自然光を取り入れる工夫をして明るい空間にしましょう。

通勤、通学時間の関係で、家族の朝の使用が重なるようでしたら、広めのスペースを確保し、ツインボウルタイプに。

スペース的にツインボウルがむずかしい場合は、せめて2人で鏡の前に立てるよう、75㎝以上の幅を確保しましょう。

シンボルツリーを植える

わが家のシンボルとして、1本の木を選んで植えても楽しいでしょう。

玄関先に、思い出の木や、好きな木を植える。

「角を曲がって3軒目の、大きなコブシのある家」などと、道案内も楽しくなります。

シンボルツリーには、季節で表情に変化のあるアメリ力ハナミズキや夏椿、コブシ、コナラなどの落葉高木がおすすめです。

ただし、雨樋に落ち葉が溜まらないように、植える位置に気をつけましょう。

気候を調節する役割も植栽は、夏の強い日差しを和らげたり、風を弱める働きもあります。

ヒートアイランド現象

 

都会では「ヒートアイランド現象」が指摘され、人の活発な活動の結果、大量の熱が都市に捨てられ、そのため郊外に比べて都市部の気温が高くなっています。

都市部に高い温度の場所ができ、それが島のように見えるので「ヒートアイランド」という名前が付いています。

すでに東京都では、新しく建てられる大きなビルの屋上を緑化することを義務づける条例を定めています。

夏の強い日差しが当たるコンクリートアスファルトに、木の影をつくって日差しを遮ると、高温になるのを防ぐことができるし、木の葉の表面から水分が蒸発するときには熱を奪うので、気温を下げる効果もあります。

美しい街並みや防犯という意味だけでなく、緑豊かな外構は、地球環境の保全にも一役買ってくれるでしょう。